手持ちの外付けで使っているHDDの3台がRAWになってしまったので、HDDのデータ復元と使用できるように復旧することにしました。
現象
・外付ハードドライブドッキングステーションを使用していて、使用中のHDDが突然RAWになった。
・3台ともおなじドッキングステーションでRAWになった。
RAWになった原因
・ドッキングステーション自体の不具合なのか、ドッキングステーションのACアダプタの電圧の限界なのか使用時に突然ドッキングステーションの接続が切れる時がある。
⇒この切断でHDDがRAWになったと思われる。
調査
・3台ともドライブ自体は認識しているが、エクスプローラやコマンドプロンプトからはアクセス出来ない。
・ドライブにアクセスできない為、CHKDSKは使用できない。
・ディスク管理でRAWになっていることを確認。
・TestDsikを使用して色々と試したが復旧できなかった。
・HDD自体のRAWからの復旧はあきらめてデータ復元を行う。
データ復元検討
・データを復元するために有料ソフトを購入する。
・何種類かのデータ復元ソフトの体験版などインストールして検討する。
・検討の結果「EaseUS Data Recovery Wizard」を購入することにした。
データ復元&HDD復旧手順
1.EaseUS Data Recovery Wizard を使用してRAWのHDDをスキャン。
2.スキャンしたデータから復元するデータを検討。
3.データ復元を実施。
4.RAWのHDDをフォーマット。
5.復元完了。
EaseUS Data Recovery Wizard エディション比較
No | エディション | ライセンス数 | 使用期限 | 値段(税抜き) |
---|---|---|---|---|
1 | Professional | 1 | 永久 | 8,900円 |
2 | Professional サブスクリプション | 1 | 1ヵ月 | 8,900円 |
3 | Professional サブスクリプション | 1 | 1年 | 11,900円 |
4 | Professional サブスクリプション | 1 | 永久 | 17,900円 |
※2019年11月7日時点
サブスクリプション版はEaseUSの公式サイトから購入出来ます。
上記1のProfessionalは他のオンラインサイトで購入可能なようです。
1のProfessionalとサブスクリプションを比較してみましたが、機能的には差はなさそうでした。
金額的にはサブスクリプション版は使用期限もあって割高な印象です。
もしかしたらオンラインサポート等のサポートに違いがあるかも知れません。
検討の結果、1のProfessional版を購入しました。
EaseUS Data Recovery Wizard によるデータ復元
・2TBのHDDの場合
簡易・詳細スキャン時間:約6時間
データ復元時間:約5時間
※データ復元はどれだけ復元するかによって時間は大きく差が出てくると思います。
・スキャン後のデータは元のフォルダ通りの構成となっていないこともあります。
またスキャンしたデータ自体重複している場合もあって復元するデータ量が見かけ上多くなっていました。
・復元されたデータも破損していたりとすべて元通りとはいかなかったですが、大体8割は復元出来たように思います。
所感
RAWになった原因はドッキングステーションにありましたが、購入して2年近く使っていてここ1ヵ月で3台RAWになったのは劣化してきたことが原因なのではと思います。
もう少し早めに買い替えるなり対処しておけば時間と出費を抑えられたように思います。
今回購入したEaseUS Data Recovery Wizardはインターフェースも見やすく、データ復元能力も強力だったので今後もいざというとき使えるので良い買い物をしたと思います。
データ復元では、重要なデータはほとんど復元出来たのはよかったですが、2割ほどは無くなったのでちょっと痛かったでが今後の教訓にしたいですね。